体験談:子供が熱性けいれんに…
概要
子供が2歳半の時、昼から少し熱があり、夕方になると39℃くらいまで上がる急激な高熱を発症し、病院を受診しました。
受診が終了し、待合室で待っていると、突然意識を失い口を開けたまま「ダラー」と脱力してしまいました。。。
しかし、イメージする(震える)ような痙攣はなく、本当に死んでしまうのではと思うくらい、反応がなくなってしまいました。
結果
幸いにも発症したのが、病院内であったため、すぐに看護師さんに伝えることができ、再度医師に診てもらうことができました。
結果は、「熱性けいれん」でした。
多くは震えるような症状が痙攣のようですが、私の子のように震えなくても痙攣になるそうです。
その後は、ずっと眠り続けたままで、夜中も夫と交代で経過観察し、処方された座薬を使用しました。すると朝には少し元気になりました。
病院にいたから良かったですが、かなり怖い体験をしました。
これがもし自宅にいるときに起きていたら、運転中に起きていたらと想像すると育児をする上で必ず知っておくべきことだと感じました。
熱性けいれんとは…
熱性けいれんとは、中枢神経系感染症に起因せず、また他の頭蓋内病変に伴わない通常38℃以上の発熱に際して短時間、全身性の痙攣をきたすものと定義される。
痙攣の中では最も多くみられるもので、小児(1歳以上15歳未満)の4%に認められる。初発年齢は、6ヵ月~3歳までが3/4を占め、1~2歳代に好発する。
大半は39℃以上であるが、それ以下の体温でもみられることがある。40%の小児に再発する可能性がある。
熱性けいれんは、高熱を契機として引き起こされる。
熱性けいれんの症状
- 高熱(39℃くらい)を発症する
- 意識を失う
- 身体が硬直する
- 手足が痙攣する(左右対称)
- 身体と手足が脱力する
熱性けいれんの対応方法
初発であれば、必ず救急車又はかかりつけ医に受診する。
病院では、嘔吐等による窒息を防ぐため、体位は横向きで、あまり動かさない。説明しづらいため動画を撮ると良いと言われました。
2回目以降であっても、心配であれば病院を受診した方がいいと思います。
私自身、2回目を経験してないため、どうすれば良いかわかりませんが、病院受診したいと思ってます。
こんな痙攣は危険
熱性けいれんには、2種類ある。単純型熱性けいれんと複合型熱性けいれん。
単純型熱性けいれんは、無害。
複合型熱性けいれんは、てんかんに移行する危険が高いとされている。
次のような場合は要注意!
- 痙攣が15分以上遷延する
- 24時間以内に反復する
- 片側性・焦点性のもの
- 神経学的異常
- 運動発達遅延を示すもの
- てんかんの家族歴
- 無熱性けいれん
高熱とは、無関係に発生する痙攣を無熱性けいれんという。
4歳以下の乳幼児では、熱性けいれんのことが多いが、既往に痙攣がない場合は安易に熱性けいれんと判断してはならない。
特に6ヶ月未満あるいは5歳以降に熱性けいれんを初発することは少なく、痙攣をきたす他の重要な疾患の可能性が高い。(例)髄膜炎、脳炎、てんかん など
上記の場合は、すぐに救急車・病院受診をしてください。
おわりに
子供が熱を出すのは、日常茶飯事ですよね。なので、最低限の情報を入れておけば落ち着いて行動できると思います。
私が、勉強した内容を書いたので、お役に立てれば幸いです。
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